リハビリテーションは「目的」or「手段」?
リハビリテーションの本来の意味は割愛します。
結論から言うとリハビリテーションは「手段」です。
リハビリテーションは「目的」になるといわゆる「リハビリ依存」になります。
例として
脳梗塞になった70代女性のAさん、6ヶ月の入院をして無事に退院出来ました。入院中はもちろん毎日リハビリを受けていました。
退院後もリハビリを受けたいとの希望があり、訪問リハでの対応となりました。
3年後、訪問リハは依然として継続中です。訪問リハ自体を悪く言うつもりはありません。
もしかしたら、Aさんはこの3年もの間、大切な生活行為を失った可能性があると言いたいのです。「祖母としての役割」や「妻としての役割」「友達との女子会」など、本来であればまだまだ様々な生活行為に従事して経験を積む予定だったかもしれません。
それが、リハビリに依存して上記の役割ややりたいことができなくなっていたら悲しいなぁって・・・
リハビリテーションはあくまでも「手段」です。それよりも「目的」に目を向けませんか?
ちなみに「歩きたい」は目的じゃないです。
歩いてその先が知りたいですね。
ちなみに私の目的は「家族や友達みんなでハワイに行って買い物したり、スキューバダイビングをすることです」コロナウイルス早く収まるといいなぁ・・・
今日も皆さんに幸あれ!シャンティ♪
凡人作業療法士が思うこと
結論から言うと、スペシャリストになれない凡人は総合力で勝負!
世の中にはゴッドハンド的なOTさんやPTさんがいっぱいいますよね。
私も尊敬しているセラピストはたくさんいますが、その方々と比べると自分は本当にまだまだまだだと思います。
私はスペシャリスト気質ではないことも自覚してます。だから、結論通りスペシャルではなく総合力・・・いわゆるジェネラリストを目指してます。
簡単に言うと「その町の総合内科のお医者さん」みたいなところでしょうか。
仮に何かの病気になったとします。いきなりどんな病気もわからずに専門医に受診する方はほぼいないと思います。まずは、身近で住み慣れた町の馴染みのあるお医者さんに行くと思います。そこで簡単に治るのであれば、そこで完結しますし、治らないようであれば、大きな病院や専門医を紹介との流れです。
「馴染みのあるお医者さん」
これを目指してます。もっと具体的に言うと「なんでも知っていて、ある程度のことは治すことができて、本当に治らない場合はより専門家のところを紹介できる」こんな作業療法士さんがいてもいいのではないかと思ってます。
この考えに至ったのは私の働き方が少し多岐に渡るからかもです。
長くなるので、その話はまた次回以降に・・・
みなさんに幸あれ!シャンティ♪
仕事は「目的」or「手段」?どちら?
世の中には様々な考えをもつ人がいます。作業療法士という専門職においてもその限りではないかと思います。
タイトルの結論を先に言ってしまうと、私は「目的でもあり手段でもある」が1番しっくりきます。
仕事に対しても考え方は十人十色です。
①「仕事はあくまでもお金を稼ぐための手段」
②「仕事が自分にとっての役割。仕事は生活の中の中心」
③「仕事はお金を稼ぐための手段でもあるし、やりがいも感じるので目的でもある」
みなさんはどれですか?これは自分の立ち位置を確認するための手段になるかと思います。
ちなみに私は③ですね。入職当初は①の考えでしたが、作業療法の魅力にかかり②になりました。その後、十数年の経験を得て今は③です。
当時の先輩に勉強会に連れて行ってくれたおかげで今があるし、その勉強会で知り合った理学療法士さんのおかげでもあります。
作業療法の考えの中でも「作業バランス」ってあるように考え方にも「バランス」って大事かと思うんです。
「無理のない範囲でどれも上手にやりながら生活の質を高める方法」をこのブログの一つのテーマです。
今日も読んで頂きありがとうございました。
みなんさんに幸あれ!シャンティ♪